元転勤族のメモ帳

数年に1度更新するメモ帳です

保育園に入るまで① Gutscheinをもらう

我が家には2歳になったばかりの息子がいます。

彼は満1歳からの約1年間、私の仕事復帰に伴い、日本の保育園に通っていました。その時、楽しく通っていたのでベルリンでも通わせたい(保育園が無理でも同じ年頃の子どもと過ごす機会をつくりたい)、もし保育園に預けられたら、私はドイツ語習いたい!ということで保育園入りにトライしました。

 

ベルリンの公立保育園に当たるのが、KITAという施設です(実際には保育園と幼稚園が合体したような施設)。この公立保育園(KITA)に入れるには、まず、役所に保育の必要性を認めてもらって、『Kita-Gutschein』という券(実際にはA4の紙。許可通知みたいな)を発行してもらいます。

住民登録の後、オンラインでGutscheinの申請をしました。申込書に必要事項をチェック&入力してプリントアウトし、添付書類と一緒に郵送することで申請できます。

 

検索でヒットしたブログを読み漁ると、『所得証明やパスポートの写しなどの添付が必要』『申請してから発行されるまで数週間』とあったのですが、添付書類は不要(準備してたけど、、)な上、ほぼ1週間で家にGutscheinが届きました。しかも、満3歳までは所得に応じて保育料がかかるはずが、Gutscheinには無料と書いてある!(ただし給食費はかかります)

ビックリして旦那が調べたところ、どうやら最近法律が変わり、この8月から、満2歳以上の保育料が無料になったのです。添付書類なしや迅速な発行については、おそらく、法律改正に伴い処理方法に変更があったためだろうと(勝手に)思っています。

 

ちなみに私はベルリンで働いていません(ドイツ語はもちろん、英語も働けるレベルでないので。。)。それなのになぜ公立保育園(KITA)に預けられるかというと、その理由は『語学の勉強』です。これは移民の街、ベルリンならではかと思います。

移民がドイツ語を学んで、街になじむことを自治体がバックアップしてくれているのです(ちなみに語学の勉強もベルリン市民大学で安価にできます)。また、移民の子どもがドイツ語を学ぶ場となることから、外国人である我々も除外されることなく、公立保育園(KITA)に無料で子どもを預ける権利があるようです。

なお、Gutschein申請時に、親が語学学校に通っていることを証明する必要はありません。親の就業や就学のチェックは、KITAでするようです。

 

ということで拍子抜けな感じであっさりGutscheinをゲットできました。

次は、空いているKITAを探すことになります。